お子さんが小学生年代でトレセン活動をしていたなら、中学生年代のトレセン活動は気になりますよね。
ジュニアユースのクラブチームに所属する場合、ただでさえ忙しいのに、トレセン活動もできるのか?

チームのスタメンじゃない息子が、チーム練習を休んでまでトレセン活動に参加していいのか、心配でした。
答えは、チームがトレセン活動を推奨していればOK!チーム練習を休めば干されるのではないか、と心配しましたが、チームの主力選手もトレセン活動を優先しているので問題ありません。
とはいえ、トレセン活動を推奨していないチームもあります。
中学生年代もトレセン活動に参加するつもりであれば、チームの方針を入会前にリサーチしておくことをお勧めします。
トレセンとは?

トレセン(トレーニングセンター)とは日本サッカーの強化・発展のための優秀な選手の発掘と育成を目的としたシステムです。
JFA主管のナショナルトレセンを頂点として、9地域トレセン、47都道府県トレセン、地区トレセンの仕組みになっており、【47都道府県トレセン】【地区トレセン】が各地域のサッカー協会の主管となっています。
外部リンクJFAトレセン概要
地区トレセンとクラブチームの両立【体験談】

トレセンの活動は、地域によって違いがあります。
お住いの地域の詳しいトレセン情報は、各都道府県のサッカー協会のホームページをご確認ください。
筆者の住む地域では、地区トレセンが7つのブロックに分かれています。
サッカーに一所懸命な選手が地区トレブロック外に出てしまう…そんな地域の体験談です。
地元の地区トレセンに参加
息子は、小学生年代の地区トレセンブロック外の、街クラブチームに所属していました。
息子が所属するチームは強豪チームが集結している地区にあり、息子に中学生年代のトレセンは無いものと思っていました。

俺、トレセン受けるよ!

まじか!
無謀にも強豪ひしめく地区のトレセンに挑戦して見事に合格したのです!!なんて美談ではありません。
驚いたことに、自分の住んでいる地元の地区トレセンに参加したい!と言い出したのです…
筆者の住む地域では、小学生年代の地区トレセン選手の中でも、一所懸命な選手はブロック外の強豪チームに入ります。
そのため、中学生年代の地元の地区トレセンは、ハードルが低くなっています…

いいの?ありなの?

コーチがどっちで受けても良いって~
2021年度はコロナの影響で地区トレセンのセレクションは延期され、しかも参加希望選手が少なかったために希望者全員が合格となりました。
地元の地区トレセンは参加希望者が減少に伴い、翌年からは他の地区トレセンに振り分けられることになりました。
地区トレセンの活動
なんともすっきりしない形で、地区トレセンの活動が6月からスタート。毎週月曜日がトレセンの練習日です。
クラブチームの練習日と被っていたのでチームの練習を休んでトレセンの練習に参加。これにとても抵抗がありました。

まずはチーム内でスタメンになることが優先じゃない?
チーム内で同じ地区出身の選手は、みんな地元の地区トレセンに参加することになり、私自身は心を落ち着けることができました。
地元の地区トレセンには、同じ中学校のサッカー部の選手や、小学校時代のトレセン仲間がいて息子は楽しく参加していました。
地区トレセンの活動はコロナの影響で少なく、両立が大変だと感じたことはありませんでした。

息子のクラブチームの活動内容はこちらの記事でまとめてあります!
息子の所属するチームは、トレセンの活動を推奨していたので、チームの活動を休むことに対する抵抗は少しずつなくなりました。
クラブチームによっては、トレセン活動に参加することを推奨していないチームもあります。
中学生年代もトレセン活動に参加するつもりであれば、チームの方針を入会前にリサーチしておくことをお勧めします。
県トレセン選考会に参加
地区トレセンの活動を通して、「県トレセン選考会」に参加する選手が選出されます。
息子は、「県トレセン選考会」一度だけ参加しました。つまり、次回から呼ばれなかった、ということです。
ここで県トレコーチの目に留まれば、「県トレ練習会」や「県トレ交流戦」に呼ばれ、県トレ選手ということになります。
「県トレセン選考会」の合格・不合格通知がくるわけではありません。なんとも分かりにくいものです。
県トレセンに選ばれる選手とは?

わが県のJ下部組織は、地区トレはすっ飛ばして県トレから参加してきます。
わが県唯一のJクラブのジュニアユースは、県内トップレベルの選手が集まっています。
Jクラブのジュニアユースの選考会に合格する=県トレ選手、ということになります。
息子の所属する街クラブチームにも、県トレ選手は数名います。ですが、全員が特別優れている選手……という感じではありません。正直。
県トレ選手と言えども、チームではサブメンバーであったりもします。
「トレセンって、よく分からない」これが正直な感想です……
それと、小学生年代に県トレ選手だった実績は強いです。
地域トレセンに選ばれる選手とは?
地域トレセンとは、9地域(北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州)ごとに行われるトレセンです。
県トレセンから選出された選手が、参加します。
地域トレセンに選ばれたことがある選手を数名知っていますが、毎回同じ選手ではないです。
優秀な選手の発掘と育成を目的としているためでしょうか。一度だけ呼ばれるケースもあるようです。
ナショナルトレセンに選ばれる選手とは?

このレベルの選手は、正直別格です!
地域トレセン選手の中から選出された選手が、ナショナルトレセンに参加します。
息子の所属する街クラブチームに1人だけいます。別格です。
小学6年生から、中学2年生のチームに入ってプレーしていたそうで、Jクラブのジュニアユースからも声がかかっていたそうです。
走るスピード、ポジショニング、キックの精度とスピード、どれをとっても群を抜いています。
特にポジショニングが印象的で、どこにでも顔を出すけど、無駄走りは一切ない。
あくまで、素人の感想です……
トレセンにこだわり過ぎない
トレセンは、多くの選手がどこかの段階で振り落とされます。
選考会から始まり、受かってからも常にジャッジされ、ふるいにかけられます。
トレセン選考会を受けなくても、合格できなくても、さらに上へ推薦されなくても、気にする必要は全くありません。
トレセンは、現時点での評価であり、未来を保証してくれるものでもなければ、受からない=「芽が出ない」ということでもありません。

Twitterでも、「トレセンにこだわらなくて大丈夫!」という意見が多数でしたよ。
息子の幼なじみの話ですが、中学まで県トレセンの経験無しでしたが、今冬、日本高校選抜候補まで行きましたよ。人生、どこでどうなるかなんて本当にわからないなと思いました😉
— おDさん (@D39173851) May 16, 2023
トレセンに入れば良い選手ってのは幻想で、トレセンスタッフのサッカー感や好みによるところが大きいです。入る入らないはどうでもいいと思ってます。しかし、お子さんが自分で行かない決断をしたのなら素晴らしいことです。自分のことを自分で決断できる選手は多くないです。尊重して見守りましょう。
— フットボールブログ (@ftbl_blog) May 15, 2023
ただ、私立高校の練習(セレクション)参加には、必ず「トレセン歴」を記入する欄があります。
トレセンの実績でサッカー推薦が決まるかどうかは分かりかねますが、一つの目安にはなると思います。
サッカー推薦の声がかかる時期や、流れについてはこちらの記事にまとめています。チェックしてみてください。
中学生のサッカートレセンまとめ

中学校に入学し、ジュニアユースチームに入会して新しい生活がスタートします。
親御さんは新しい環境に慌ただしく対応して大変だと思います。
中学校生活は、クラブチーム活動と勉強の両立で大忙しです。

お母さん
さらにトレセンまで?
それでも、お子さんに挑戦したいという気持ちがあるなら、トレセンにぜひチャレンジして欲しいです。
トレセンのその先に年代別日本代表があります。
日本代表はサッカーをしているお子さんの憧れ。夢に一歩近づくために、ぜひ挑戦してみて欲しいと思います。
トレセン選考会に向けて、自主練したいという選手には、人気サッカー系YouTuberぱんだ兄弟の【最短】でうまくなるサッカーの教科書「ワンプッシュ」をおすすめします。
セレクション対策プログラムもあります!セレクション合格を保証するプログラムではありませんが、出来ることはすべてやる!という意気込みの選手は、ぜひお役立てください。
この時期にボールタッチの感覚と、ドリブル技術を養っておくことで、中学生年代でも輝ける選手になれます。
「ワンプッシュ」を実際に買ってみた感想は、こちらの記事にまとめています。気になる人は、チェックしてみてください。

親御さんは、お子さんのチャレンジや決断を、暖かく見守っていきましょう♪
どなたかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コメント