小学生年代で【トレセン】活動をしていたお子さんの親御さんであれば、中学生年代の【トレセン活動】は気になるところではないでしょうか?
ジュニアユースのクラブチームに所属する場合、ただでさえ忙しくなるのに、【トレセン活動】もできるのでしょうか?
ざっくり言うと、チームのスタメンではない息子が、チームの活動を休んでまで【地区トレセン】に参加していいの?ってことです。
この記事は中学生の息子が、地方の街クラブチームに所属しながら、地区トレセン活動に参加したときの体験談です。
トレセンの活動はその年、地域によってだいぶ違いがあります。
2021年度はコロナの影響があり、変則的な活動内容であったことをご承知おきください。
トレセンとは?
トレセン(トレーニングセンター)とは日本サッカーの強化・発展のための優秀な選手の発掘と育成を目的としたシステムです。
JFA主管のナショナルトレセンを頂点として、9地域トレセン、47都道府県トレセン、地区トレセンの仕組みになっており、【47都道府県トレセン】【地区トレセン】が各地域のサッカー協会の主管となっています。
外部リンクJFAトレセン概要
地区トレセンとクラブチームの両立
トレセンの活動はその年、地域によって違いがあります。
お住いの地域の詳しいトレセン情報は、各都道府県のサッカー協会のホームページをご確認ください。
筆者の住む地域では、【地区トレセン】が7つのブロックに分かれています。
2021年度地区トレセン選考会が無かった
息子は、市外の街クラブチームに所属しています。
息子が所属するチームは強豪チームが集結している地区にあり、息子に中学生年代のトレセンは無いものと思っていました。
俺、トレセン受けるよ!
まじか!
無謀にも強豪ひしめく地区のトレセンに挑戦して見事に合格したのです!!なんて美談ではありません(笑)。
何とびっくり!!自分の住んでいる地元の地区トレセンに参加したい!!と言い出したのです…。
筆者の住む地域では、小学生年代の地区トレセン選手の中でも上手な子は違う地域の強豪チームに入ります。
そのため中学生年代の地元の地区トレセンはハードルが低くなっています…。
いいの?ありなの?
コーチがどっちで受けても良いって~
2021年度はコロナの影響で地区トレセンのセレクションは延期され、しかも参加希望選手が少なかったために希望者全員が合格となりました。
息子の所属チームがある地区は、ちゃんと地区トレセンのセレクションが行われていました。
なんだか、申し訳ない気持ちになります…。
地区トレセン活動スタート
なんともすっきりしない形で(笑)、地区トレセンの活動が6月からスタート。
毎週月曜日がトレセンの練習日です。
クラブチームの練習日と被っていたのでチームの練習を休んでトレセンの練習に参加します。
これにとても抵抗がありました。
まずはチーム内でスタメンになることが優先じゃない?
チーム内で同じ地区出身の選手は、みんな地元の地区トレセンに参加することになり何とか心を落ち着けることができました。
地元の地区トレセンには、同じ中学校のサッカー部の選手や、小学校時代のトレセン仲間がいて息子はとても楽しそうにサッカーをしていましたね♪
地区トレセンの活動は、週一回の練習の他に県内の各地区対抗の交流戦がお盆にありました。
地区トレセンの活動はコロナの影響もあり、少な目でしたので両立が大変だと感じたことはありませんでした。
息子のクラブチームの活動内容はこちらの記事でまとめてあります!
息子の所属するチームは、トレセンの活動に参加することを推奨してくれていたので、チームの活動を休むことに対する抵抗は少しずつなくなっていきました。
クラブチームによっては、トレセン活動に参加することを推奨していないチームもあります。
中学生年代もトレセン活動に参加するつもりであれば、チームの方針を入会前にリサーチしておくことをお勧めします。
県トレセン選考会に参加
地区トレセンの活動が始まり、地区トレセンのコーチから推薦してもらえると、【県トレセン選考会】に参加することができます。
筆者の息子も一度だけ【県トレセン選考会】に参加しました。
他の地区のトレセン選手はセレクションに合格して、更に県トレセンに推薦されています。
セレクションなしに地区トレセンに参加している息子が敵うはずもなく、県トレセン選手にはなれませんでしたが、とても良い経験を積むことができました。
恐らく強豪地区トレセンのセレクションを受けていたら、合格することも危うく、県トレ選考会までたどり着くことは出来なかったことでしょう。
県トレセンに選ばれる選手とは?
わが県のJ下部組織は、地区トレはすっ飛ばして県トレから参加してきます。
わが県唯一のJクラブのジュニアユースは、県内トップレベルの選手が集まっています。
Jクラブのジュニアユースの選考会に合格する=県トレ選手、ということになります。
息子の所属する街クラブチームにも、県トレ選手は数名います。
ですが、全員が特別優れている選手……という感じではありません。正直。
県トレ選手と言えども、チームではサブメンバーであったりもします。
「トレセンって、よく分からない」
これが正直な感想です……
地域トレセンに選ばれる選手とは?
地域トレセンとは、9地域(北海道、東北、北信越、関東、東海、関西、中国、四国、九州)ごとに行われるトレセンです。
県トレセンから選出された選手が、参加します。
地域トレセンに選ばれたことがある選手を数名知っていますが、毎回同じ選手というわけではないようです。
優秀な選手の発掘と育成を目的としているためでしょうか。
一度だけ呼ばれるケースもあるようです。
ナショナルトレセンに選ばれる選手とは?
このレベルの選手は、正直別格です!
地域トレセン選手の中から選出された選手が、ナショナルトレセンに参加します。
息子の所属する街クラブチームに1人だけいますよ。
ナショナルトレセンに選ばれる選手を1人しか知りませんが、別格です。
小学6年生から、中学2年生のチームに入ってプレーしていたそうですよ。
走るスピード、ポジショニング、キックの精度とスピード、どれをとっても群を抜いています。
特にポジショニングが印象的で、どこにでも顔を出すけど、無駄走りは一切ない。
あくまで、素人の感想です……
トレセンにこだわり過ぎない
トレセンは、多くの選手がどこかの段階で振り落とされます。
選考会から始まり、受かってからも常にジャッジされ、ふるいにかけられます。
トレセン選考会を受けなくても、合格できなくても、さらに上へ推薦されなくても、気にする必要は、全くありません。
トレセンは、現時点での評価です。
未来を保証してくれるものでもなければ、受からない=「芽が出ない」ということでもありません。
親御さんが、こだわることではありませんよ。
お子さんのこれからの成長を、見守ってあげてくださいね。
Twitterでも、「トレセンにこだわらなくて大丈夫!」という意見が多数でしたよ。
息子の幼なじみの話ですが、中学まで県トレセンの経験無しでしたが、今冬、日本高校選抜候補まで行きましたよ。人生、どこでどうなるかなんて本当にわからないなと思いました😉
— おDさん (@D39173851) May 16, 2023
トレセンに入れば良い選手ってのは幻想で、トレセンスタッフのサッカー感や好みによるところが大きいです。入る入らないはどうでもいいと思ってます。しかし、お子さんが自分で行かない決断をしたのなら素晴らしいことです。自分のことを自分で決断できる選手は多くないです。尊重して見守りましょう。
— フットボールブログ (@ftbl_blog) May 15, 2023
地区トレセンとジュニアユースの活動:まとめ
中学校に入学し、ジュニアユースチームに入会して新しい生活がスタートします。
親御さんは新しい環境に慌ただしく対応して大変だと思います。
中学校生活、クラブチーム活動と勉強の両立で大忙しです。
お母さん
さらにトレセンまで?
それでも、お子さんに挑戦したいという気持ちがあるなら、トレセンにもぜひチャレンジしてみて欲しいと思います。
トレセンのその先に年代別日本代表があります。
日本代表はサッカーをしているお子さんの憧れ。
夢に一歩近づくために、ぜひ挑戦してみて欲しいと思います。
親御さんは、お子さんのチャレンジや決断を、暖かく見守っていきましょう♪
どなたかの参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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