子供が中学生年代からクラブチームに行きたいと言っていてるけど…
うちの子ついていけるのかしら?
お子さんのサッカー進路に心配や不安はつきものです。
もともとお子さんがクラブチームに在籍していた場合は、今までの環境が大きく変わることは無いかもしれません。
ジュニア(小学生)年代をスポーツ少年団で活動していて、ジュニアユース(中学生)年代はクラブチームを選択した場合はどうでしょうか。
お子さん自身は希望に満ち溢れ、やる気満々‼その反対に親御さんは、
等々いろいろな不安がつきまといますよね。
我が家の息子は田舎のスポーツ少年団を卒団して、中学生年代は県内1、2位を争う強豪街クラブチームへ行きました。
息子の実体験をもとにお話ししますね。
参考になれば、うれしいです!
ジュニアユースチームの活動
息子が所属するクラブチームのU-13カテゴリーの、主な活動内容についてお話しますね。
平日は3日午後7時から9時まで、クラブチームのピッチで練習を行います。
土、日曜日は、公式戦か交流戦、どちらもなければ通常練習。
公式戦は、高円宮杯JFAサッカー県リーグが4月~10月まで、
高円宮杯JFAサッカー地域リーグU-13が4月~10月までありました。
中学生年代の全国規模の大会とリーグ戦については、別の記事でまとめています。
「中学生年代の試合について知りたい!」という方は、チェックしてみてくださいね♪
関連記事ジュニアユースを徹底解説!どんな大会、リーグ戦があるのがあるのか、見てみる >>
二つのリーグ戦が10月末までありましたがコロナの影響で中断期間があり、例年より終了時期が遅いのかもしれません。
高円宮杯JFAサッカー地域リーグU-13は、5つの県でホーム&アウェー戦を戦います。
下位2チームが自動降格、下から数えて3位のチームが県内リーグで勝ち上がってきた5つの県代表チームと合わせて計6チームで入れ替え戦をしました。
入れ替え戦で勝利した3チームが来年度のU13リーグ戦の参入権を得られます。
地域リーグU-13は、主力のレギュラーメンバーで戦います。
主力のレギュラーメンバー外の選手が県リーグに参加していました。
息子も始めは県リーグのみ出場していました。
人数が多いと出場機会に恵まれないんじゃないかと心配しましたが、二つのリーグ戦に登録しているおかげで試合出場機会は多くありました。
2軍は公式戦を経験できないと思っていましたので、とても良い経験をさせてもらうことができました。
少年団出身の選手が強豪ジュニアユースチームのレベルについていけるのか
前述したように、地域リーグU-13には、主力のレギュラーメンバーが選ばれます。
息子はクラブチームの活動開始のときは、主力メンバーに選ばれませんでした。
選ばれなかったときはとても残念そうで、悔しがっていましたね。
それでも、毎回の練習はとても楽しそうに参加し、友達もたくさん出来ていきいきとしていましたよ。
県リーグは出場できましたので、親としても我が子が試合に出る姿を見ることができて満足していました。
正直、3年間公式戦出場はないことを覚悟していました。
夏休み期間はチームから出された課題をこなす毎日でした。
チーム練習が休みの日でもクラブチームのピッチまで自主練に行くこともありました。
自主練をして仲間とショッピングセンターに遊びに行き、また自主練をして帰ってくる日もありました。
良い仲間に恵まれ、めちゃくちゃ楽しんでいます♪
8月中旬から9月後半までコロナの影響で二つのリーグ戦は延期。
9月の下旬にリーグ戦が再開し、息子は地域リーグU-13の方に召集されるようになりました。
メンバー入りしても、いきなりスタメンで出場できるはずもありません。
アウェー戦に召集されても公式戦に出場できず、交流戦だけ出場して帰ってくることもありました。
地域リーグU-13の本戦に出場できなかったとしても、緊張感や試合のレベルの高さを間近で見てとても良い経験になったようです。
主力メンバーに入り、その後のホーム戦2試合で息子はついにスタメン出場を果たしました。
息子がスタメン出場を果たしたホーム戦2試合は無観客試合で、親は見れずじまいでしたが息子にとっては良かったのかもしれません。
緊張したけどめちゃくちゃ面白かった!
親はめちゃくちゃびっくりしました‼(笑)
息子と”地域リーグU-13にスタメン出場できたら焼肉を食べに行く”約束をしていて、
先日家族で焼き肉を食べに行ったことは良い思い出になりました。
少年団とクラブチームの違い
コーチや選手の意識の違い
筆者の息子は小学生時代は、地元のサッカースポーツ少年団に所属していました。
少年団に所属している選手は、地元中学校学区の小学校に通う子ばかりです。
指導をしてくれるのは、ボランティアのパパさんコーチです。
ちなみに筆者の旦那は、少年団の監督をさせてもらっています。
コーチのみなさんは日中は本業の仕事をされていて、仕事の後子どもたちにサッカー指導をしてくれています。
一方で息子が現在通うクラブチームの選手は、様々な中学校から集まってきています。
息子のように市外から通っている子もいます。
指導者はプロのサッカーコーチです。
クラブチームの選手を一言で言い表すと“サッカーが上手くなりたくて集まってきている集団”といった感じでしょうか。
少年団によっては練習日が多く、強いチームももちろんありますが、息子の所属していた少年団は地元で楽しくサッカーを続けることを大切にしています。
地区大会ではちょうど真ん中位の順位で、県大会に出場できたことがないチームでした。
少年団の中では上手い方だった息子でも、クラブチームではレギュラーになれずに苦労するだろうな、と思っていました。
3年間レギュラーになれなくても、くさらず、まっすぐに努力を続けることを約束し、息子のクラブチーム行きを応援することにしました。
本人がどこで頑張りたいかを、尊重しました。
関連記事>>中学生 サッカー 進路【クラブチーム選び】を失敗しないコツを見てみる
ギャップを埋める作業は必要
クラブチームと、少年団では技術(レベル)に違いがあります。
多くの場合は、クラブチームの方が、少年団よりもレベルは高いです。
専任のコーチと、他の仕事を抱えながらのコーチ業では、違いが出てしまうことは当然なのかもしれませんね。
6年間をクラブチームで過ごした選手と、少年団で過ごした選手のレベルが同じはずがありません。
そこは、選手はもちろん、親御さんも覚悟はしておいた方が良いでしょう。
技術のレベル、意識のレベルは全く違います。
覚悟を持ってクラブチームに入会したとしても、技術、意識のギャップを埋める作業は必ず必要になります。
ジュニアから上がってくる選手の何倍も努力する必要があります。
始めから活躍できることを期待せずに、焦らずに、着実に努力を続けていきましょう。
関連記事>>サッカー ジュニアユース【レギュラー争い】を見てみる
サッカー少年団からジュニアユースチームへ【レベルの違い】まとめ
小学生時代は、決して強くはないサッカースポーツ少年団に所属していた息子。
背も低く、瘦せていて体格に恵まれているわけでも特別上手い選手でもありません。
それでもコツコツと努力を重ねていけば、必ずチャンス(出場機会)は訪れます。
そのチャンスが訪れた時に自分の能力を最大限に出し切ることができれば、レギュラーになれる可能性はどの選手にもあると思います。
息子はまだレギュラーに定着したわけではありません。
スタメン出場を果たした次の試合は後半からの出場でした。
それでも諦めずに、くさらずに前を向いて進んでいく姿を一年前の彼からは想像もできませんでした。
これからもコツコツと努力を積み重ね、小さなチャンスを確実に掴んでいって欲しいと思います。
中学生は、フィジカルに恵まれた選手が、レギュラーに選ばれる傾向にあります。
中学生年代は、フィジカルを鍛えるのに最適な成長期です。
この時期を逃さずに、フィジカルを鍛えましょう!
お子さんのサッカー進路がまだ決まっていない親御さんはこちらの記事も参考にしてみてくださいね♪
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