この記事では、ジュニアユースのチーム選びを失敗しないコツについてまとめました。
当たり前ことのようですが、「出来たら、このチームに行ってほしいなぁ」なんて、あなた気持ちを優先していませんか?
親御さんの意見を優先させてしまったために、お子さんがサッカーを辞めてしまった実例を含めてお話しします。
高校生の息子は、強豪ジュニアユースに所属していました。周りのご家庭の実例も含めてお話しします。
ジュニアユースチーム選びを失敗しないコツ
ジュニアユースチーム選びを失敗しないコツは簡単です。
上記の2つだけです。一つずつ解説します。
セレクション、体験会に参加する
多くのジュニアユースチームが、セレクションや体験会を実施します。
Jクラブも含めて、目指すジュニアユースチームがあるなら、まずはセレクションを受けましょう。
もちろん、Jクラブは狭き門です。セレクションは二次、三次、四次…まで続くこともあります。
四次セレクションまで引っ張られて、不合格…他のチームはもう締め切っている…なんてこともあります。
もちろん、選手は第一志望が良いでしょうが、親御さんはもしものときに備えて情報収集しておきましょう。
ジュニアユースチームのセレクション・体験会情報は、インスタなどのSNSやホームページで告知されます。
セレクションの有無、体験会情報は早めにリサーチしておいた方が良いですね!
子ども自身がチームを決める
息子は3つのクラブチームの体験会に参加して、最終的に県内トップクラスの強豪ジュニアユースチームに決めました。
息子が、強豪ジュニアユースチームに決めた理由は「楽しかったから」です。
息子が練習に参加させてもらっている風景を見学しましたが、初めて会った一つ年上のクラブ生たちと、めちゃくちゃ楽しそうにサッカーしていましたよ。
子供自身が「周りのレベルが高すぎる」と感じると、楽しめません。
実際にクラブチームで活動するのは、親御さんではなくお子さんです。
お子さんのフィーリングを大切にしましょう!
ジュニアユースチーム選びの失敗談
ここでは、クラブチーム選びが上手くいかなかった実例を紹介します。
ジュニアユースチーム選びでやってはいけないことは、親御さんの意見を優先させてしまうことです。
親が移籍を検討
友人A君は小学生年代に所属していたチームのジュニアユースに入りました。
ジュニアは県3位レベル、ジュニアユースは市内であれば強い方のチームです。
A君のお父さんは、A君が中学生になって数か月後に、
お父さん
息子を強豪チームに移籍させる!!
と、言い出し2つの強豪チームのリサーチを始めました。
A君はどちらの強豪チームにも決めきれないうちに、所属チーム内でA君移籍のうわさが流れ、居づらくなり、
最終的にサッカーをやめてしまいました。
小学生時代は県トレセン選手に選ばれるほど、サッカーが上手な選手でした……
子供の意見を尊重しない
友人B君は、息子のジュニアユースのチームメイトでした。
小学生年代は同じ市内で、息子とは別のチーム。B君は、二つのジュニアユースの体験会に参加しました。
その後、B君が息子と同じチームを選んだのは、親御さんの意見でした。
お父さん
お父さんは、こっちのチームが良いと思う!!
と子供を理詰めで納得させたとのこと。
本当は〇〇チームに行きたかったのに!!
反抗期もあってか、チームに入会して数か月後にB君はお父さんにそう告げたそうです。しばらくして、B君は退会していきました……
クラブチーム選びが上手くいかなかった…その他にも、中学生がクラブチームを辞める理由はあります。
他の「クラブチームを辞める理由」が気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
中堅クラブチームか強豪か
中堅クラブチーム | 強豪クラブチーム | |
指導者 | コーチ(日中は別の仕事) | プロのコーチ |
練習場所 | 狭い場合あり | 広いサッカーコート |
費用 | 少し高い | 高い |
引退時期 | 10~12月 | 中学校卒業まで |
クラブチームと言っても、中堅と強豪ではかなり違いがあります。
サッカーが出来るならどこでも良いと思っている子や、強豪チームに入って集中してサッカーをやりたいと思っている子、様々です。
まずはお子さんがどう思っているのか、しっかり聞いてみましょう。
難しい選択ではありますが、お子さんが決めたことを、親は応援し続けるだけ。お子さん自身が決めた選択を正解にしていくしかないと思います。
試合経験
どんな競技にも言えることですが、試合を多く経験することで、ぐんと成長することができます。
十分な試合経験を積めるか、事前にリサーチすることをお勧めします。
強豪チームであれば、9地域リーグ戦に参戦していて、毎週のように県内外で試合を経験することが出来ます。
各クラブチームの活動報告はSNSで情報を得ることができますよ!
その反面、レギュラー争いも激しいので、思うように試合経験を積めない場合もあります。
レギュラーになれそうな中堅クラブチームに所属して、数多くの試合経験を積むか、より高いサッカーレベルを求めて強豪クラブチームを選ぶか、悩みどころです。
強豪クラブチームはテスト前休みがない
チームによっては、テスト前一週間は練習を休むチームもありますが、息子が所属していたクラブチームは、テスト前であろうと練習がありました。
勉強を理由に練習を休む子はほとんどいません。
強豪のクラブチームほどテスト休みが無い傾向です。
クラブチームを選択する場合はテスト前に休みがあるかどうか、事前にリサーチすることをお勧めします。
クラブチームは、平日の2~3日は練習がありません。休みの日に塾に通う子もいます。
息子はクラブチームと勉強の両立に苦戦しました。
テスト前に休みがなくても、定期テストで良い結果を出す勉強方法があります。
詳しく知りたい人は、別の記事にまとめていますので、チェックしてみてくださいね!
ジュニアユースチーム選びを失敗しないコツまとめ
中学生年代のクラブチーム選びを失敗しないコツは、たったの2つです。
親御さんが、お子さんのサッカー進路を心配する気持ちは、とても良く分かります。私自身もそうでした。
さりげなくジュニア時代の提携チームを勧めていました。家から近いし。仲間もいるし。
中学年代が終わったら高校ではどうするか、大人は先のことが見えるだけについつい口を出したくなってしまうものですよね。
でも、口を出し過ぎたらいけません。サッカーをやるのはお子さん自身であり、あなたではありません。
きつい練習に耐え、仲間とともに三年間を過ごすのは、お子さんです。
家庭の事情でお子さんの意思を100%尊重してあげることが難しい場合は、理由をお子さんに説明してあげましょう。
お子さんの意思全てを、尊重してあげられないかもしれませんが、何が最善なのか親子で話し合うことが大切だと思います。
一人でも多くのお子さんが中学生年代、それ以降もサッカーを続けてくれることを願っています。
この時期にボールタッチの感覚と、ドリブル技術を養っておくことで、中学生年代でも輝ける選手になれます。
コメント